麻疹(はしか)は日本だけではなく世界中で流行してる!?

Pocket

道路に立っている医者のミニチュア人形

 

ニュースなどで報道されている麻疹(はしか)は、空気感染するほどの強い感染力を持っている。

 

3月下旬に台湾から沖縄に来ていた1人の旅行者から感染が広がり、愛知や東京など遠く離れた地域にも広がり、毎日新聞によると5月12日時点で患者数が100人を超えた。

 

一方で患者数が急激に増加していた沖縄県では、5月8日時点で「ピークは過ぎ、終息に向かっているとみられる」と発表している。

 

麻疹(はしか)は、先進国だとかからない!?

医療記録の用紙

 

英語で「measles」と呼ばれている麻疹(はしか)は、一度かかったことのある人だと二度とかからない程の強い免疫(終生免疫)ができ、もし、かかっていなくてもワクチンの予防接種を受けることで感染しないとされている。

 

私は、今回の麻疹患者数の増加を日本だけのことで、先進国と言われている国では無縁のものだと思っていたが、調べてみると違うことが分かった。

 

麻疹は、日本でたまたま感染が広がったのではなく、世界で見ると特にヨーロッパ各地で流行っている。

 

多くの人々が世界中を行き交う今の時代、先進国だから麻疹にかからないとは言えないのである。

 

麻疹の感染が爆発的に広がる!?

注射器と薬

 

世界保健機関(WHO)によると、麻疹の感染が爆発的に広がる理由としてワクチンの接種率が低いことを挙げている。

 

様々な事情で貧困層などへのワクチン供給が中断されたことでワクチン接種が減少し、それがワクチン接種率の低さに繋がっているということであるが、それ以外にもワクチン接種の低い理由がある。

 

すでに麻疹の免疫を持っている人以外は、ワクチン接種という方法で麻疹の感染を予防することができるにもかかわらず、一部にワクチン接種反対派がいることも患者の増加に繋がっているようである。

 

ワクチン接種を受けない様々な理由の中のひとつに、1998年にイギリスのウェイクフィールド氏が発表した論文が影響している。

 

当時、彼は論文で「MMRワクチン(麻疹ワクチン)が原因で自閉症を引き起こす」とし、多くの人達がこの情報を信じた。

 

しかし、後にこの論文は何の根拠もなく捏造であると発覚したのだが、いまだにワクチン接種に対して不信感を持っている人がいるそうだ。

 

また、保護者の宗教や信条などで子供に予防接種を受けさせないというケースもあり、強制的にワクチン接種を受けさせる国が増えたとしても、世界中のワクチン接種率を100%に近づけることは難しいだろう。

 

ヨーロッパで麻疹患者数が多い国とは!?

地球儀のヨーロッパ部分

 

世界保健機関(WHO)が発表した2017年のはしか患者数が多いヨーロッパの国は次のとおりである。

   国名 2017年
1 ルーマニア 5,562
2 イタリア 5,006
3 ウクライナ 4,767
4 ギリシャ 967
5 ドイツ 927
6 セルビア 702
7 フランス 520
8 ロシア 408
9 ベルギー 369
10 イギリス 282
合計 21,315

これらの数字は、イギリスを除く他の国では2016年よりも患者数が増加している。

 

患者数の増加は、先にも述べたように麻疹の免疫のない人のワクチン未接種が原因なのは明らかで、特にヨーロッパ各地はアメリカよりもワクチンの接種率が低いと言われている。

 

世界保健機構(WHO)は、2000年にアメリカ、2017年9月にイギリスが麻疹を排除したと発表したものの、現時点で患者数はゼロではなく、世界的にも流行っていることから、予防接種をするように勧めている。

 

また、カナダもオーストラリアなど多くの国においても麻疹に対して国民に対して注意を促している。

 

私は子供の時に麻疹にかかっているので心配ないが、大人になってから麻疹になると重篤化する可能性があるそうである。

 

もし、あなたに麻疹の免疫がなく、海外に行く予定があるのなら、早めにワクチン接種をされた方がいいと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください