おもてなし英語力!?新しく始まった英語応対能力検定って何?

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今、海外からの訪日外国人は2000万人を突破しており、「2020年には4000万人」という目標を政府が掲げていることはご存じだと思う。

 

そのような状況の中でこれから必要になり重要になってくるのは「英語」であることは誰もが分かっていることだろう。

 

日本では英語力を測るものとしてTOIECスコアを目安にしている企業が多いと聞くが、TOEICスコアが高くても英語を話せない人が多いという話は知られている。

 

実践的な英語が話せなければ何の意味もない。

 

特に接客の現場では、これからさらに増えるであろう訪日外国人に対して基本的な英語で必要な案内やサービスを提供できる能力が必要になり、特に「聞く」「話す」という英語応対能力は切実に求められている。

 

英語応対能力検定で接客に必要な英語力が分かる?

 

増え続けている訪日外国人客の接客をする場合、相手の状況や意図を理解し、相手に失礼なく誤解を与えないように適切なおもてなしの英語を話す必要がある。

 

訪日外国人客に対して日本人のおもてなしの心で応対するためには、何よりも「聞く」「話す」という英語力が大切になってくる。

 

これまで接客の現場の実情に即した基本的な英語力の学習目標や評価基準がなかったために、現場の切実な声から誕生した検定が「英語能力応対検定」である。

 

「英語応対能力検定」は、訪日外国人への応対に必要な「聞く」「話す」2技能に重点をおいたものになり、旺文社、カシオ計算機、毎日新聞社の3社が共同事業会社として「株式会社学びUPコミュニケーションズ」を設立・運営し、2017年3月から検定試験を実施しており、2017年10月時点で三越伊勢丹、デサントジャパンなどを含む66の企業や団体が協賛している。

 

この検定は、TOEICや英検などで重視されている「読む」「書く」ではなく、歴史も浅くまだ知名度も低い資格にはなるが、外国人への接客が多い接客業やサービス業に従事している人にとっては、実践的な英語応対力を測れる検定としてお勧めできるものだと思う。

おもてなし英語力を測る試験とは?

 

【試験の種類】

試験は実践で役立つ英語力を測定できるものとして「業種別」「一般」の2つに分類され計6種類の中から選ぶことができ、各々の受験料は6,500円(税別)となっている。

 

パソコン、スマートフォン、タブレットがあればインターネットいつでもどこでも受験できる

 

◆業種別試験

特に外国人への応対が必要とされている次の5つの業種を対象にし、それぞれの業種に応じた問題が用意されている。

①販売 ②宿泊 ③飲食 ④鉄道 ⑤タクシー

 

◆一般試験

一般の人が街中で外国人に話しかけられた時などに臆せず応対できる英語力を測定する。

 

【試験内容】

選択式のリーディング、リスニング、音声録音のスピーキングの順に実施され、合計67問、145点、約55分になる。

内容 問題数 配点 解答時間
リーディング 28問 35点 約13分
リスニング 31問 50点 約27分
スピーキング 8問 60点 約15分

 

【試験の採点方法】

試験の結果は、合否での判定ではなく、「知識」「理解」「応答」の3つの観点から分析し総合的な到達度をA~Dランクで評価される。

 

評価の観点は次のようになっている。

業種別試験の評価観点
知識
  • 外国人客への応対に必要な語句の知識がある。
  • 外国人客への応対に必要な基本的な文法の知識がある。
理解
  • 自分の業務に関連する外国人客からの質問や依頼を理解する。
  • 飲食メニューや注文のしかた等についての質問や要望を理解する。
  • 宿泊部屋のタイプや宿泊料、設備等についての質問や要望を理解する。
  • 販売商品の特徴、予算、支払い、梱包、配送等についての質問や要望を理解する。
  • 鉄道列車の発車時刻や乗り継ぎ、駅構内のものごとについての質問や要望を理解する。
  • タクシー行き先や道順、乗車から支払い、降車までの一連の手続きに関する質問や要望を理解する。
応答 
  • 業務上必要な基本表現を使って、外国人客からの質問に簡単な応答をしたり、必要に応じて声をかけたりする。
  • 自分の業務に関連する外国人客からの質問や依頼に対し、返答や説明、提案などをする。
  • 飲食メニューや注文のしかた等について説明したり、要望に返答したりする。
  • 宿泊部屋のタイプや宿泊料、設備等について説明したり、要望に返答したりする。
  • 販売商品の特徴、予算、支払い、梱包、配送等について説明したり、要望に返答したりする。
  • 鉄道列車の発車時刻や乗り継ぎ、駅構内のものごとについて説明したり、要望に返答したりする。
  • タクシー行き先や道順、乗車から支払い、降車までの一連の手続きについて説明したり、要望に返答したりする。
一般試験の評価観点
知識
  • 外国人客への応対に必要な語句の知識がある。
  • 外国人客への応対に必要な基本的な文法の知識がある。
理解
  • 外国人旅行者からの質問や依頼を理解する。
  • 目的地への行き方をたずねられ、質問の内容を理解する。
  • 写真を撮ってほしいと言われ、依頼の内容を理解する。
応答
  • 基本表現を使って外国人旅行者からの質問に簡単な応答をしたり、必要に応じて声をかけたりする。
  • 外国人旅行者からの質問や依頼に対し返答や説明、提案などをする。
  • 道をたずねてきた相手に対して案内を申し出たり道順を説明したりする。
  • 日本の事物や習慣についての質問に答えたり提案したりする。

(出典元:英語応対能力検定公式ホームページより)

【評価ランク】

ランク 会話スキル
A 訪日外国人への応対が十分にできる
B 訪日外国人に対して、概ね的確な応対が多くの場合できる
C 訪日外国人に対して、ごく初歩的な応対が場合によってはできる
D 訪日外国人への応対がほとんどできない
 (出典元:英語応対能力検定公式ホームページより)
 

公式ホームではデモ試験ができるようになっており、公認学習教材はAmazonなどで購入できる。

 

検定を運営している株式会社学びUPコミュニケーションズによると、今後は中国語などの開発も進める予定だそうだ。

 

TOEICスコアでは測れない接客業などで通用する実践的な英語力を知りたいと思われるなら、一度検討されてみてはいかがだろうか?

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